利用規約を5分で理解!チャットGPTやGoogleバードが翻訳・要約・解説するプロンプト!

ChatGPTを使い利用規約を読むイラスト 無料GPT

長く難解な利用規約を、ChatGPT&Bardでもっと簡単に

ネット上のサービスを利用する際、何かと現れる「利用規約に同意しました」のチェックボックス。しかし、チェックする前に利用規約をどれくらい理解できているでしょうか?

入力した個人情報はどう扱われるのだろう?

自分の利用方法が規約違反になっていないだろうか?

各社の利用規約は、とても長くて、読むのが面倒。しかし、利用規約を理解することはとても重要です。そんな時、ChatGPTやGoogle Bard(グーグル・バード)の出番です。利用規約を翻訳・要約・その後質問することができます。その具体的な方法をこれからご案内します。利用規約が気になる際は、ぜひ試してみて下さい。プロンプトはコピペして簡単に使うことができますよ。

今回の例:「ChatGPTは子どもでも利用できるのか?」を確認するため、ChatGPTの利用規約(英語)を読んでみる

上記の手順をお見せする中で、以下の方法を試して、理解することができるはず。

  1. ChatGPT&Google Bardに、読ませたい「利用規約」を食わせる方法
  2. 文面を翻訳&要約してもらう方法
  3. こちらの質問に答えてもらう方法

早速、順を追ってご紹介します。

手順1.読んでみたい利用規約のURLを開く

ChatGPTに読み込ませたい利用規約、それが載っているページを開きます。今回はChatGPTの利用規約を読んでみますので、その利用規約ページに飛んでみます。 https://openai.com/policies/terms-of-use 以下の画像が利用規約の画面になります。

OpenAIの利用規約スクリーンショット

このままでは読める気がしない

手順2.ChatGPTに翻訳と要約を依頼するプロンプト!

ChatGPTのトップ画面

次に、別のウィンドウで、ChatGPT(公式・無料版)のサイト https://chat.openai.com を開き、New Chatを始めます(上の矢印部分に書き込むとNew Chatが始まります)。

以下は私が利用したいwebサービスの利用規約です。日本語に翻訳し、短い要約も付けて下さい。
(ここに利用規約をコピペ)
ChatGPT
ChatGPT

注意! あまりに長いコピペ文はエラーを返します!

という訳で、コピペは小分けして行って下さい。こちらが出力結果の見本になります。

ChatGPTプロンプトのスクリーンショット
ChatGPTからの出力結果スクリーンショット

翻訳と要約ができた!

翻訳と要約を続けましょう。以降は以下のプロンプトでいけますよ。

以下も同様にお願いします。
(ここに利用規約をコピペ)

この作業を繰り返して全文を読み込ませます。求める答えが出てきたら、終了してもOKですよ。全文読み込ませると、以下のことが実現できます

このあとChatGPTに色々と質問したい!解説して欲しい!

手順3.ChatGPTに内容を質問するプロンプト

ひと通りChatGPTに利用規約を読んでもらったら、質問してみましょう。プロンプトはこちらです。

ここで質問です。上記の利用規約を参照して答えて下さい。
(ここに質問内容を入れる)

今回は「ChatGPTは子どもが利用できるか?」という事を知りたかったので、そのような質問を入力しますよ。以下が出力結果です。

ChatGPTへの質問と、その結果の出力画面

質問に答えてくれた!

BardはURLをコピペするだけ?!しかし注意点も

Googleが提供するChatGPTのライバル「Bard(バード)」でも同様に試してみました。Bardとは、ChatGPTの強力なライバルとして2023年5月に日本語版がリリースされました。

・BardはGoogleアカウントがあれば誰でもログイン・利用が可能です(利用無料です)

・利用するには「Google Bard」と検索、またはこちらをクリック https://bard.google.com

同様に使ってみた感想ですが、こんな違いがありました。

BardはURLから情報を参照してくれる?!

以下がそれを試したプロンプトです。今回はOpen AIの利用規約URLを読ませています。使う用途に合わせてURLを変えて下さいね。

こんにちは。このURLを読み込めますか? 
(AIに読ませたいサイトのURLをここに貼り付ける)

はい、できます。OpenAI の利用規約は、同社の製品およびサービスの使用を規定する法律文書です。これらの規約は、OpenAI の Web サイトに掲載されており、OpenAI の製品やサービスを使用することにより、ユーザーはこれらの規約に同意したことになります。(以下略)

13歳未満の子供がChatGPTを使用するかどうかを判断する際には、子供の年齢、成熟度、およびオンラインの安全に関する認識を考慮することが重要です。また、ChatGPTが有益で安全なツールとなる可能性がある一方で、潜在的なリスクについても認識しておく必要があります。

Google Bardの回答より

すごい!

次に、知りたいことを質問してみますね

上記のURLには、ChatGPTを子どもが利用することについて何か言及していますか?何が書いてありますか?

はい、利用規約には、ChatGPTを13歳未満の子供が利用することを禁止する条項があります。条項は次のとおりです。

17.未成年者の使用制限
未成年者(13歳未満)は、本サービスに登録または本サービスにアクセスすることはできません。 13歳以上18歳未満のユーザーは、本サービスを利用する前に、保護者の同意を得る必要があります。

未成年者が本サービスを利用する場合は、保護者の責任において行われます。保護者は、未成年者が本サービスを安全かつ責任を持って使用していることを確認する責任があります。

当社は、未成年者が本サービスを利用する結果として生じた損害について一切責任を負いません。

Google Bardの回答より

すごい!BardはURLにアクセスして情報を参照してくれている?!

一方でこのような意見もあります。

というわけでBardの回答はChatGPTと同様、誤った情報をさらりと返す時もあるようです。ですから過信せずに使うのが良さそうです。

ChatGPT有料版でも検索機能が実装される?!

2023年5月、ChatGPTをリリースしたOpenAIから「ChatGPTもURLからの情報を参照できるようになる」と発表がありました。

来週中に、すべての ChatGPT Plus ユーザーに Web ブラウジングとプラグインを展開します。アルファからベータに移行すると、ChatGPT がインターネットにアクセスし、70 以上のサードパーティ プラグインを使用できるようになります。

5/13のTwitter投稿をGoogle翻訳

何というリリース合戦!

生成AIの戦国時代だぁぁ!

論文や説明書にも応用できる!

以上、利用規約をChatGPTやBardを使って簡単に読む方法を紹介しました。同じ要領で、論文説明書も要約&翻訳&質問が可能です。契約書にも応用できますが「ChatGPTは、クレジットカード入力画面のように暗号化されていない」「入力した情報はChatGPT自身が学習に利用する」ということを念頭に置いて下さい(個人情報流出&AIの学習資料にされてしまうリスクがあるということです)。あとはChatGPTに小分けして送信するのが面倒ですね。メリットとデメリットを秤にかけて、ぜひ活用してみて下さい!以上ChatGPTとGoogle Bardに利用規約を翻訳・要約してもらい、質問に答えてもらう方法でした。

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