ChatGPTアプリ×音声入力で表を作成!棚卸しプロンプトで在庫管理!

スマホを持つイラストです 無料GPT

ChatGPTの新しい可能性!iPhone音声入力で棚卸し

在庫管理、それは家庭でも店舗経営のビジネスでも面倒な問題です。今回はChatGPTのiPhoneアプリを使って、音声入力で棚卸しをやってみよう!という記事です。ChatGPTアプリで棚卸しするメリットを考えてみました。以下の点において強いと思います。

【ChatGPT×音声入力で棚卸しする利点】
①メモを取る手間、または助手の人員が不要
ExcelやGoogleスプレッドシートにコピペできる形に変更できる
口頭での足し算や引き算に対応できる(?)
分類ごとに並べ替えしてくれる(?)
修正なども口頭で簡単に対応してくれる(?)

上記がすべてが可能だったかどうかは、手順の中で適宜ご紹介しますね。まずは今回紹介する方法の、でき上がりイメージは以下になります。うちの飲料の在庫になります(笑)

ChatGPTが作った在庫表1
ChatGPTが作った在庫表

表計算ソフトにコピペできそう!

ChatGPTに対して用いた発話は大変に大ざっぱな感じで、以下のような発話です。

・じゃー冷蔵庫の在庫いきまーす
・焼酎ハイボール5パーが1
・焼酎ハイボール7パーが24-8
・炭酸水が15+2
・あー桜島2本も追加しといて

ChatGPT-3.5(無料版)とChatGPT-4(有料版)の両方に対して同じ作業を試してみた個人的な感想は以下になります。

3.5は小学生と作業してる感じだった

4は大学生と作業してる感じ

どちらを選んでも、できない訳ではないですね


という訳でやり方をご紹介したいと思います。冷蔵庫の中身や、店舗の棚に残る商品の量、飲食店の冷蔵庫に眠る食材の種類と数量など、これらをさくさく読み上げて、業務効率や生活の質をUPさせましょう!

手順を紹介!まずはアプリ版とweb版の同期について

ChatGPTで棚卸しする目的は「メモを取る手間を省きたい」「後から自分のExcel(またはGoogleスプレッドシート)にコピペしたい」かと思いますので、その手順をご紹介します。まず前提としてChatGPTのアプリ版とweb版は以下のように連動しています

・ChatGPTのアプリ版とweb版は連動している
・しかしリロード(更新)をしないと相互の入力内容はリフレッシュされない

このあたりを理解して作業すると、やりやすいかなと思います。例えば、声で伝える方が便利な場面ではアプリ版を使い、修正依頼が長文になりそうな時はweb版を使うなどすれば効率的です。

1.ChatGPTアプリをインストール

ChatGPTのアプリを既に使用している方は、ここを読み飛ばして下さい。ChatGPTの登録がまだだ、ChatGPTのアプリをこれからダウンロードする、という方は以下の記事にて解説しています。もしよろしければ見ていただけると嬉しいです。

2.棚卸し開始!プロンプトはこちら

①New Chatを押して、②棚卸しを始めたいことをChatGPTに指示しましょう。依頼文(プロンプト)は以下になります。スマホでもPCでもコピペしてご利用下さい。黄色のマーカー部分は、ご自身が使いやすいようアレンジして下さい。

私は飲食店を営んでいます。在庫の棚卸しがしたいです。ChatGPTにお手伝いして欲しい。
・「店の棚」と「冷蔵庫の中」の2箇所に分けて欲しいです。
・品名と数量を読み上げるので、ChatGPTは整理して記録してくれますか?
・特に棚の指示がなく品名と数量を言った場合は「追加」の指示になります。
 一つ前と同じ棚に品名と数量を追加して下さい
まずは、どの箇所から棚卸ししたいか私に聞いてもらえますか?

いきなり合算しないのは、ChatGPTのミスに人間側が気づきやすくするためです

これ以降は音声入力が便利です。アプリを開き、音声入力をタッチ、在庫を読み上げましょう。多くの品名を読み上げる際は、一気に読み上げてしまうと、音声認識が失敗した時に心が凹みます。まずは少しずつ区切って発話して、そのつど確認しましょう。

ChatGPTアプリ発話中場面のスクショ

個人的な感想では、まずは1〜2品、慣れたら4〜5品ごとに発話をストップしてChatGPTに送信するのが良いと感じました。その際ChatGPT-3.5(無料版)では、どの棚についてメモするのかコロッと忘れることがあります。「今読み上げたものは○○の棚に追加して下さい」「ここまでの○○の棚の在庫をすべて示して下さい」など言葉を補足して、うまく品名が入力されているか確認してください。

3.上手く入力できなかった時は

音声入力が時折うまく認識されないことがあります。例えば以下のようにChatGPTが答えることがありました。

苺ビールですね

(正解はエチゴビール)

消耗酒ですね

(正解は紹興酒)

以下は発話後の画面になります。「紹興酒」を「消耗酒」と記録してしまっており、それを送信する前の画面です。

上記を修正する方法は2つあります。

①現状のまま送信して、次に修正を指示する

②送信する前に手入力で修正を加える

どちらの方法を用いてもOKですが、手入力で修正した方が速いかもしれません。また以下のような現象も起こりました。

小中ハイボール7%が16本ですね

(正解は焼酎)

この場合も手入力で修正を依頼した方が速いかもしれません。

小中ハイボール7%は焼酎ハイボール7%と同じ物になります。品名と本数を修正して下さい

4.並び替えや合算などを指示

ここまではChatGPTは表形式ではなく、箇条書き形式でメモしていると思います(表に書き入れるより、箇条書き返すよう指示した方が返りが速い

合算や並び替えをChatGPTはできるか?を試した結果は以下になります。こんなプロンプトを試しました。

・2つの棚卸し結果を1つに合算してもらえますか?
・アルコール飲料とソフトドリンクで並び替えてもらえますか?
2つの棚を合算条件で並び替え
GPT-3.5(無料版)×
GPT-4(有料版)×

スプリングバレーが酒であることをChatGPTは知らない(そりゃそうか)

という訳で間違いを返してきた際は、ChatGPTに声または文字で修正を依頼してください。もしくはExcelやスプレッドシートにコピペする際に手動で変更してください。

5.ExcelやGoogleスプレッドシートで使うために

棚卸し表はMicrosoftExcelやGoogleスプレッドシートで管理している方も多いはず。MicrosoftExcelやGoogleスプレッドシートにコピペしやすいよう、表の形に変更しましょう。「表の形にして欲しい」そんな時のプロンプトは以下になります。

以上の結果をテーブル形式で出力して下さい
ChatGPTが表を作った

望む形にChatGPTが一瞬で変更してくれました!

まとめ

棚卸しや在庫管理は時間と労力を大いに必要とする作業であり、しかし非常に重要な業務の一つです。今回の記事では、ChatGPTを使ってiPhoneの音声入力で棚卸しを行う新しい方法を紹介しました。ChatGPTの助けを借りることで、メモを取る手間を省き、音声入力だけで棚卸しを完結することができます。さらに、ExcelやGoogleスプレッドシートに出力可能な形でデータを整理することも可能です。

この方法を試すことで、効率的な在庫管理を実現し、生活の質や業務効率を大幅に向上させることができるでしょう。しかし、全てがスムーズにいくわけではなく、時には音声認識の失敗やAIの理解のミスにより修正が必要となることもあります。そのため、人間側からAIに対して明確な指示を出し、期待する結果を得るためには柔軟に対応することが重要です。

ChatGPTは我々の生活をより便利に、そして効率的にするためのツールの一つです。そして今回の例はその可能性を具体的に示した一例に過ぎません。これからもChatGPTが提供する様々な機能を活用し、私たちの生活やビジネスに役立てる方法を探していきましょう。

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