AIの感想文やレポートを見破れるというのは本当なのか?
こんにちは。ChatGPTは「ChatGPTらしい文を書く」と言われます。ChatGPTが作ったレポートや読書感想文を見破れるという人もいます。それは本当でしょうか?
こっっわ!!!
でも「らしくない文」も書けるのでは?
ChatGPTっぽくない文を書いてもらうには、どうしたら良いでしょう? 今回は感想文を例に考えてみました。おそらくレポートにも応用できる要素があるのではと思います。これから紹介するプロンプトをコピペするだけですので、数多くある方法の一つとして、お気軽にお試しください。
何度か質問を重ねる必要があるため、今回はAIチャットくんではなくChatGPT(公式・無料版)を利用します。
400字程度の文(感想文)プロンプトはこちら
ChatGPTバレを防ぐための一番簡単なプロンプトはこちらです。ピンクのマーカー部分を書き換えて使ってくださいね。
20歳の女性の視点で、芥川龍之介「羅生門」について感想を述べてください。ただし、非常に明瞭な文章だけでなく、ある程度の個性や感情が反映された表現を含めてください。
ポイントは年齢(学年)や性別を入れることと、後半の指示です。上記のプロンプトでChatGPTが書いてくれた感想文は以下になります。
8割はできた!
…と言えるのでは?? あとは自分が使いそうにない言葉、難しい言葉を変更するなど、少し手を加えれば完成です。
800字以上書く時のプロンプトはこちら!多段構えでいこう!
長文になるほどGPTバレしやすくなり、読むと一目で「あちゃ〜」となる印象です。という訳で、手早く完成させちゃおう!と思わない方が良い気がします。コツコツやりましょう!
まずは1つ目のプロンプト。ピンクマーカーの部分を書き換えて下さいね。
私は20歳の女性で、芥川龍之介「羅生門」の感想文を書く必要があります。まず構成から考えたいので文の構成を出力してもらえますか?
構成ができ上がりました。次は作文を依頼します。プロンプトはこちらです。
なるほど。まず上記構成の1と2についてのみ作文してもらえますか? ただし、非常に明瞭な文章だけでなく、ある程度の個性や感情が反映された表現を含めてください。
ポイントは小分けにすること!ちまちまと作文を依頼しましょう!以下のような依頼をすると、高リスクな文章を出しがちだなと思います。
上記構成を元に作文を完成させてくださーい!
(これはだめ)
上記の作業を繰り返すと、年齢相応を考慮してくれた文が、すごい長文になってでき上がります。その文を削ったり、言い換えたりして完成させましょう。最後の作業がちまちましていますが、この作業をすることでGPTバレを防ぐのだと思って頑張ってください!
できた文がAI文っぽいか確認しよう
1.ChatGPTに聞いてみよう
仕上げにChatGPT本人に読んでもらいましょう! プロンプトはこちらです。
こんにちは。私は20歳の女性です。AIと一緒に感想文を書きましたが、AIっぽさを除去したいです。AIが書いたと思しき箇所、または20歳の女性らしくない書き方があれば、その部分のみ指摘してもらえますか?またその箇所に対する改善例もお願いします。 文章:(ここにでき上がった文章をコピペ)
2.AI作文判定くんというツールも
「AI作文判定くん」というツールがあるようです。上記のリンクから立ち上げてコピペしてみてください。先ほどの「羅生門の感想文」で判定してもらうと、以下のようになりました!
記事によると人間が書いた文にもAI判定が高めに出るようですので、判定は一つの目安として見た方が良さそうです。
「AI作文判定くん」に人間が作った原稿を入れてみると…
ちなみに筆者が作った納品用の原稿(取材記者をしていた時の原稿)を「AI作文判定くん」に入れてみると、人間(自分)が作った文なのに「AIが作った文」と判定されました。
おそらく、よく推敲して「整然とした文」になってしまうと、「AIが作成した」と判定するのではと考えます。
AIチェッカーの類は、あまり信用できないのかなぁというのが筆者の雑感です。
チェックツールの判定を
信じる編集者や教授は
救いようのない阿呆だ
※個人の感想です
課題の提出前に、ご注意いろいろ
そもそもChatGPTらしい文とは何でしょう? 本人に直接たずねてみました。
私の文はシンプルで明瞭です
という訳で、人間らしい文とは「ある程度の個性や感情、あいまいな表現を含んでいる」ということになりそうです。ChatGPTの文を手直しする時に覚えていたい情報です。
それからChatGPTが知っている本でないと、本の内容をでたらめに作成してしまうのでご注意を。また、最新情報はカバーしていませんのでご注意を。
最後にチャットGPTがしょっちゅう返してくるセリフで締めたいと思います。
最終的にはあなた自身が文章を書くことをお勧めします
ご利用は自己判断でお願いいたします。
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