ChatGPTの対抗馬とよく呼ばれる「Claude(クロード)」の最新版が2024年6月に発表されました。新しいバージョンは「Claude 3.5 Sonnet」です。言語の生成AIは、主に以下の3社で競われています。
特徴 | ChatGPT (チャットGPT) | Claude (クロード) | Gemini (ジェミニ) |
---|---|---|---|
開発会社 | OpenAI | Anthropic | Google DeepMind |
無料版で使えるモデル | GPT-3.5とGPT-4o | Claude 3.5 SonnetとArtifacts機能 | Gemini Mini(1.0) |
有料版の違い | 会話の回数 | 会話の回数 | AIの性能&会話の回数 |
ネットで「Claudeすごい!」と言われているのは
Artifacts機能のことです!
今回は2024年6月に新登場したClaudeの新機能「Artifacts(アーティファクト)」機能について、X(Twitter)でバズっていた「すごい!」「○○ができた!」の声を集めてみました。ご紹介します
Claudeの利用は無料!必要なのはメール&SMS認証
Claudeの登録や使い方はChatGPTとほぼ同じです。Claudeの公式サイトに移動し( https://claude.ai/chats )、メールアドレスを送信(認証メールが来る)、電話番号を送信(認証コードが来る)。この2つの入力で、登録は完了します。
Claudeの「Artifacts(アーティファクト)」は、一番はじめの利用の際に、表示されるはず。もし表示を消してしまっても大丈夫。設定から利用開始する方法をご紹介します。
Artifacts手順1.Claudeのホームにアクセス
Claudeの初期画面は、以下の画面です。右上に自分のイニシャルを示すアイコンがありますのでクリック(①)、それから出てきたメニューバーから「Feature Preview」をクリックしてみて下さい。
Artifacts手順1.新機能「ON」にチェックするだけ
すると下記のような画面が現れるはずです。「Artifacts」を「ON」にして画面を閉じると、新機能が利用可能になります。
まずは以下のプロンプトなどを送って、新機能を体感してみて下さい。
Claudeはグラフを描けますか?さまざまなサンプルを示してみて下さい。
Claudeで○○ができた!バズ投稿まとめ
表やグラフを作ってくれた!デザインにも満足
表を送って「グラフを作成して」とお願いした結果だそうです。「グラフのデザインも良い!このままコピペして使えそう」と投稿主さんは言っています。
ChatGPTが作成するグラフは、デザインの改良が必要な感じなのです。それと比較して「いい!」と言っていると思います。
その他にも「表を作れた」の報告が数々アップされていました。
何も特別な指示をしなくても、それなりに見栄えのするグラフを作ってくれそうです。ひと工夫するコツを紹介されている方もいました。
投稿主さんが作成したプロンプトはこちらです。試してみられては。
与えた情報を整理し表を作って。HTMLとTailwind CSSを使用して、モダンでレスポンシブな行列テーブルを作成。テーブルヘッダーは濃い色(#2A7E7E)、左端列は明るい色(#60A5A5)を使用。他のセルは白背景に薄いグレーテキスト。テーブル全体に影をつけ角を丸く。モバイル対応のため横スクロール可能。Tailwind CSSでスタイリング。完全なHTMLファイルを提供し、必要に応じてカスタムCSSも含める。テーブルの内容は与えられたデータに基づいて動的に生成し、どんな種類の情報でも適切に表示できるようにする。
色の指示も聞いてくれる模様です!
フローチャートを作ってくれた!提案に使えそう
こちらは「フローチャートをClaudeが作ってくれた!」という報告です。こちらもプロンプトはとってもシンプルな様子でした。
社内に生成AIを導入するフローチャートを作って下さい
この短いひと言で、下記の動画のようなフローチャートを作成できるようです。
プレゼン用資料を作れた!
投稿者さんは、上記のスライドを作った際のプロンプトも紹介してくれていました。
・Claude 3.5 Sonnetを紹介するリッチなスライドを生成して
・アイコンやグラフも入れて
・白地に黒文字で
HTML&CSSコードが書けた!Webサイトが簡単に作れた
続いてはAIがコードを書いてくれたという報告です。
おそらく投稿主さんが最初に送ったプロンプトは以下のようなものだったのではと思います。
Claudeと一緒にwebサービスを作りたいです。
webサイトの企画案から完成までの手助けをお願いします。
ウェブデザイナーとして、コスメ商品を販売するECサイトをデザインして作成することがゴールです。
生成AIはどんどん賢くなっています。特に2024年の春以降は、ChatGPTでもClaudeでも「ざっくりとした指示」でも意図を汲むのが上手になっています。しばらく生成AIを触ってない方も、再び試してみてはいかがでしょうか。
もう一つ「Webサイトが作れた!」の声がバズっていました。
イラストを描いてくれた!
イラスト、またはアイコンを描いてくれた報告も見かけました。
ロゴなども描いてくれそうですね。近日中に試して記事にしたいと思います。
誰でもプログラミングできる時代の到来?!
以下は「アイデアがある人は、誰でも製品化できるかも」ということを言っているのではと思います。
まずは無料枠で試してみてはいかがでしょうか。
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