2024年1月「GPTsストアがもうすぐオープンする」とOpenAI(ChatGPTの制作元)から来ました。(※1月11日オープンしました! https://chat.openai.com/gpts/ ※利用はChatGPT有料版ユーザーのみ、収益化はまずは米国のみ )GPTストアとは「自作のGPTsを公開できる」「自作GPTsで収益化もできる」と伝えられています。この記事では、以下の内容を改めて確認いたします
【この記事で紹介すること】
・自作のGPTsをストアに公開するための条件
・GPTストアへの公開の仕方
GPTsで収益化を狙うなら「名前」か「ドメイン」の公開が必要
結論を先にお伝えすると、ブログ等を持たない個人が自作GPTsを公開するのはハードルが高い(=フルネームを開示する必要がある)です。
ブロガーじゃない方は、GPTsで収益化を狙うのは、しばらく待った方が良さそう。
大急ぎでChatGPT有料版を契約しなくても良いかもしれません。
GPTs公開を始めるための規約や条件などを順に解説します。
0.「GPTs」を作る・使うにはChatGPT有料版が必要
GPTsを公開・利用するにはChatGPT有料版に登録している必要があります。「GPTsって何?」については以下の記事をご参照ください。
1.OpenAIによる条件を確認!
まずは1月5日付の、OpenAIからのメールをご紹介します。GPTストアがもうすぐ始まることを告知しています。ChatGPTで和訳したものをご紹介します。
親愛なるGPTビルダーへ、
来週、GPTストアのローンチを予定していることをお知らせしたいと思います。もしあなたがストアであなたのGPTを共有することに興味があるなら、以下のことを行う必要があります:
- あなたのGPTが準拠していることを確認するために、更新された使用ポリシーとGPTブランドガイドラインを確認してください。
- ビルダープロファイルを確認してください(設定 > ビルダープロファイル > あなたの名前または検証済みウェブサイトを有効にする)。
- あなたのGPTを「公開」で公開してください(「リンクを持つ者だけ」が選択されたGPTはストアに表示されません)。
GPTを構築するために時間を投資してくれてありがとう。
2024.1.5OpenAIからのメールより
ChatGPTチームより
公開設定!ここが大事!
公開設定とは、GPT-Builderの「保存」(右上)を押した際に選べます。選択肢は3つあります。
・私だけ
・リンクを持つ人のみ
・公開
上記で「公開」を選択する必要がある事を、メールでは伝えています。
2.GPTストアに公開するための設定
デフォルトでは「公開」を選択することはできません。設定変更する必要がありますので、ご紹介します。
①保存ボタンを押した際に現れるGPTs名の右上にある「鉛筆マーク」をクリック(下図の赤い箇所です)
①名前で公開するか、ウェブサイト名で公開するか、どちらか一つを選択しチェックをONにします。するとGPTs紹介画面の下に「名前」または「ウェブサイト名」が表示されます(②)
「名前」を選択すると②の欄に本名が出現します!
制作元=本名で公開されます
表示される名前は「お客様の請求情報から取得されます」と画面には表示されています。つまりクレジットカードの名義人と同じ名前で、ローマ字で表示、ということになります。
ダミーの名前に変更はOK?利用規約を確認
クレジットカード情報と同じ個人名が表示されるのは抵抗があるはず。ダミーの名前や匿名に変更することは可能かどうかを調べてみます。
OpenAIの利用規約を確認してみます。結論を先にお伝えすると「登録には正しい名を名乗る必要がある」と明示されています。
OpenAIの利用規約はこちらです( https://openai.com/policies/terms-of-use )。「Registration and Access(登録とアクセス)」の箇所を見ます。翻訳して引用しています。
登録とアクセス
登録。当社のサービスを利用するためのアカウントを登録するには、正確で完全な情報を提供する必要があります。アカウントの資格情報を共有したり、アカウントを他の人に利用させたりすることはできません。また、アカウントで発生するすべての活動について責任を負います。アカウントを作成したり、他の個人または団体に代わって本サービスを利用する場合は、お客様に代わって本規約に同意する権限を持っている必要があります。
https://openai.com/policies/terms-of-useより
「登録」は正しい情報を入力せよ…
では「利用」は???
利用の際は正しい名を使用する、とは言及されていませんでした。とは言え、GPTsの収益化は誰も実績を持っていない部分になりますので、偽名で収益化できるかできないか、は誰も答えを持っていないというのが実情です。
疑問:ChatGPT有料版をやめたらGPTsはどうなるか
ChatGPT有料版をやめたらGPTsやGPTストアは利用できなくなりますが、GPTストアに公開済みのGPTsは他のユーザーがアクセスできる模様です。
GPTs収益化が始まるとどうなるかは
見守る必要がありそうです
ChatGPT有料版をやめた後の画面です。自作GPTsにはアクセスできない状況です。
Google検索からGPTsの検索はできる
ChatGPTの有料版・無料版問わず、Google検索から公開済みのGPTsを検索することができるようです。
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