2024確定申告にChatGPT!アプリ音声入力で費目を分類&表に

ロボットが家計簿を付けているイラストです 無料GPT
イラストはDALLE3で生成

今回は白色申告・青色申告の方に便利な、ChatGPT無料版を使い、レシートから費目を分類する方法をご紹介します。手順はこちらです。

今回できること
①レシートを読み上げるChatGPTが費目を選別
②ChatGPTが今日の日付を追加
③Excelやスプレッドシートなどの表計算ソフトにコピペしやすいよう表示する

仕上がりのイメージはこちらです。

ChatGPTが経費を分類した事を示すサンプル図です。

上記の、赤で囲った部分がChatGPTが自動で作ってくれた部分になります。
作った表はMicrosoft エクセルやGoogle スプレッドシートにコピペできます。
なおChatGPT無料版を使うため、たまに間違えます。確定申告の正式な書類ではなく補助的な【経費帳】としてお使い下さい。

【この記事が役立つ方】
・経費の記録に表計算ソフトを使っている方(Excel、スプレッドシート)
※または手書きしていた方
・クラウド会計サービスを契約していない方
・レシートのOCRスキャン記帳を使っていない方

【下準備】ChatGPTアプリを入れる

レシート読み上げは音声入力が便利です。ChatGPTで音声入力をするためには、ChatGPTアプリのインストールがおすすめです。
アプリがまだの方はアプリをインストールしてみては。
手入力でもOKでしたらPCでもスマホでもアプリ不要です。ChatGPTのブラウザ版をお使い下さい。

1.費目分けを考える

まずはご自身の確定申告に合う「項目(費目)表」を考えてみましょう。ここではAllAboutの記事「勘定費目早見表」を参照し分類を決めました(元記事はこちらです https://allabout.co.jp/gm/gc/436675/ )。それが以下の表になります。ここで考えた「費目と説明」を元に、ChatGPTが仕分けをします。

費目の分類主な内容
旅費交通費通勤交通費、移動交通費、出張費、宿泊費、ガソリン代、高速代
通信費電話代、切手代、はがき代
荷造運賃宅配便運賃
広告宣伝費チラシ印刷など
会議費打合せ飲食費など
交際費接待交際費、取引先への手土産代、お中元・お歳暮代、仕事上の冠婚葬祭への参加費、ご祝儀、香典代など
消耗品費備品、コピー代、文房具、オフィス家具など
新聞図書費仕事上で使用した新聞、雑誌、書籍、DVDなどの資料代、メルマガ購読料など
支払手数料銀行振込手数料、銀行時間外手数料、両替手数料など
その他上記以外、分類しきれないもの

この費目表がスッキリすればするほどChatGPTが分類しやすくなります。なので不要な項目(電気代など既に明細がデータになっている)は外した方がベターです。

2.コピペするだけ!ChatGPTプロンプトはこちら

上記の費目表をChatGPTにコピペして渡し、費目を分類するよう指示を出します。プロンプトは以下になります。費目表の部分は、ご自身の経費分類に合わせて変更して下さい。

ChatGPTに経費の費目を分類して欲しいです。【費目の分類表】を下記に示しておきます。
【手順】に沿って作業し出力して欲しいです。
出力形式は「今日の日付」「購入品」「価格(数字のみ)」「費目」の順番でお願いします
テーブル形式で出力して下さい。
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【手順】
私が「購入品」と「価格」を読み上げます。
ChatGPTは「今日の日付」を加え「購入品」を分類して下さい。
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【費目の分類表】
■旅費交通費
通勤交通費や移動交通費、出張費、宿泊費、ガソリン代、高速代など

■通信費
電話代、切手代、はがき代など

■荷造運賃
宅配便運賃など

■広告宣伝費
チラシ印刷など

■会議費
打合せ飲食費など

■交際費
接待交際費、取引先への手土産代、お中元・お歳暮代、仕事上の冠婚葬祭への参加費、ご祝儀、香典代など

■消耗品費
備品、コピー代、文房具、オフィス家具など

■新聞図書費
仕事上で使用した新聞、雑誌、書籍、DVDなど資料代、メルマガ購読料など

■支払手数料
銀行振込手数料、銀行時間外手数料、両替手数料など

■その他
上記以外、分類しきれないもの
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まずはChatGPTが「購入品」と「価格」を読み上げるように私に求めて下さい。
ChatGPT
ChatGPT

わかりました。購入品と価格の読み上げをお願いします

3.レシートを読み上げる(購入品と価格)

ここから先はモバイルで作業するのが便利です。もっともおすすめはiPhoneのChatGPTアプリです。入力は「品名」「価格」を音声または入力で伝えるだけでOK、ChatGPTがそれが食費なのか交際費なのかを選別します。

「ChatGPTが分からないかも?」と思う品名は、補足を加えたり、言い換えたりしてあげましょう。例えば
会議費としての喫茶店」
接待のレストラン代」などです。

アプリ音声入力の使い方

①アプリの入力欄の隣に「川」の時のようなマークがあるはず(下図の赤丸部分)。これがChatGPTの音声入力ボタンです。
タップすると音声入力が開始されます。

ChatGPTの音声入力ボタンがどこにあるか示しています。

音声入力の動作中は画面が以下のように青くなるはずです。青い部分をタップすると音声認識が終了します。

ChatGPTアプリの音声入力中画面です。

②音声認識を終了させると、喋った内容が表示されるはずです(下図)。聞き取りミスがあればここで訂正(手入力での修正)しておいた方がスムーズです。
読点やスペースなしで、文字がズラズラと続いていても、ChatGPTが区切りを認識してくれるので、それはそのまま送ってOKです。

ChatGPTが音声入力した後の画面を表示しています。

③送信を押せば完了です。

4.税率(8%10%)や支払い先を加えたい場合

ChatGPTが作った表に税率(8%・10%)や支払い先の欄を加えたい場合、後でその旨を指示する方がベター。1回でやろうとすると、ChatGPTの分類精度がぐっと下がります

一度でやろうとするとミスの元

という訳で、2巡回以降のやりとりで改めて指示を送った方がベターです。指示はコピペでも音声入力でも、どちらでも使いやすい方を利用して下さい。

支払い先の列を作るなら

上記の表に「支払い先」の列を加えて下さい。

すると支払い先の列が加わるはずです(下図)。

ChatGPTが作成した表に新しい列を加えた様子を示しています。

次に、支払い先の名称を読み上げます。そのためのプロンプトをChatGPTに指示しましょう。

支払い先の名称を上から順に読み上げますので書き込んで下さい。

今度はChatGPTのミスが起こらないよう、念のため「、(読点)」を手入力して区切りました。

ChatGPTが支払い先を書き加えたことを示しています。

音声入力では「あとかぶ→㈱」をChatGPTは変換できませんでした

税率を書く列を加えるなら

消費税と軽減税率(10%と8%)を加える場合も上記と同じ作業です。まずは列を新設するプロンプトを加えましょう。

ありがとう。上記に「備考」の列を加えて下さい。
ChatGPTが備考欄を加えたことを示しています。

5.ChatGPTに合算は期待できない

ここまでくると、今日の支出をChatGPTが計算までしてくれると便利です。しかしChatGPTは計算間違いしますので、期待しない方が良さそうです。合計計算は表計算ソフト上で行いましょう。

費目ごとに合計を出してもらえますか?
ChatGPTは言語ベースのAIですので、間違えても大丈夫です。
試しにやってみてもらえますか?

余談:ChatGPTが「無理」という作業も励ますと動いてくれたりします

ChatGPTの画面です

6.表計算ソフトにコピペしよう

でき上がった表はMicrosoft ExcelやGoogleスプレッドシートにコピペできます。下記の記事ではコピペが上手くいかない場合の対処法も紹介していますので、お困りがあればご参照下さい。

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