今回は英語のスピーチ文をChatGPTで作る方法についてです。今回の記事で「どんな文が作れるか」と「英会話教室の先生からの実際の評価」を先にお伝えします。
【今回作れる英会話スピーチ文】
・英語初心者向けのスピーチ文
・難しい文法や単語を使わないスピーチ文
・「初心者とは思えない」と褒められるスピーチ文
ChatGPTを使ったスピーチ文づくり、先生からの評判はこちらです。
破綻がない英文!
英文が整っている!
英会話の先生によると「色んな生徒が、色んなツール(google翻訳など)でスピーチ文を作るけど、ChatGPTは文法に綻びがなくてすごい!ChatGPTが作るスピーチ文は自然だ」と驚かれました。
そのプロンプトをお伝えします。
英文スピーチ文づくりプロンプトはこちら!
チャットGPTのチャットを開始し、プロンプト(指示文)を送信します。以下をコピペしてChatGPTに送信してみて下さい。
英語学習初心者の英語スピーチ文となるよう翻訳をお願いしたい。私が送る日本語文を翻訳して下さい。その際、なるべく簡単な単語や文法を用いて下さい。翻訳文を作成した後ろに、日本語訳を付けて欲しいです。まずは手順をChatGPTが唱えて下さい。
ChatGPTもちろん、手順をお伝えします
まず、あなたが送る日本語文を教えてください。それから、その文を翻訳して、英語のスピーチ文となるようにします。その後、翻訳文の後ろに日本語訳も示します。では、あなたが送りたい日本語文を教えてください。
ChatGPT-3.5の回答結果(一例です)
これ以降は英語でスピーチしたい文を、ChatGPTに送るだけです。
指示文は「一文ずつ」送るほうが便利!
以降は一文ずつ、喋りたい文をChatGPTに送って下さい。もちろんスピーチ内容の全文章をまとめて送ってもOKです。
翻訳したい文を、一文ずつ送るメリットは以下の通りです。
【翻訳文を一文ずつ送るメリット】
・気になる部分変更を指示しやすい(例/長い英文を一旦切りたいなど)
・気になる単語(自分には難しい単語)を変更指示しやすい
・単語の意味をたずねやすい
長い文章を短くしたいと思った時には
もう少し短い文に変えられますか?
とChatGPTに聞いてみて下さい。別の案がChatGPTから示されるはずです。
英語の言い回しを変更したい時は
こちらが案を示し「この言い方でも通用するか」とChatGPTにたずねてみることもできます。その例を以下に示します。
them seem to be from Australia. でもいけますか?
もちろん、修正された文を提供します。
“They seem to be from Australia.”
日本語訳: “彼らはオーストラリアから来たようです。”
ChatGPT-3.5の回答結果(一例です)
こちらの文法ミスを修正してくれた!
もっと簡単な単語に変更したい時は
○○(単語)を別の言葉に置き換えられますか?どんな候補がありますか?
具体例を以下にご紹介します。
seem toを別の言葉に置き換えられますか?どんな候補がありますか?
ChatGPTもちろんできます
“seem to” を別の言葉に置き換えることができます。代替の表現として以下のようなものが考えられます:
- “appear to” – “They appear to be from Australia.”
- “look like” – “They look like they are from Australia.”
- “give the impression of” – “They give the impression of being from Australia.”
これらの表現は、同じ意味を伝えるのに使用できます。
ChatGPT-3.5の回答例(一例です)
思うような回答が得られない時は
はじめのプロンプトをChatGPTに送ったあと、翻訳をお願いすると、思うような回答が得られない場合もあります。例えばChatGPTが勝手にスピーチ文を生成し始めた時。そんな時はチャットをやり直すのもひとつの手です。以下はその一例です。
英語スピーチ文を作って
(プロンプトを送信)ChatGPTもちろんお手伝いします
日本語文: 初めての英語スピーチです。緊張していますが、頑張ります。英語を話すことは難しいですが、日々頑張って勉強しています。友達と一緒に会話を楽しんでいます。英語でのコミュニケーションが上手になりたいです。皆さん、応援していただけると嬉しいです。ありがとうございます。
翻訳文: This is my first English speech. I’m nervous, but I’ll do my best. Speaking English can be challenging, but I’m studying hard every day. I enjoy conversations with my friends. I want to become better at communicating in English. Your support would mean a lot to me. Thank you.
ChatGPT-3.5回答の一例
スピーチ文を勝手に生成してる!
このチャットは一旦捨てて、もう一度新しいチャットでやり直すのが良いかと思います
「カスタム指示」を試してみる手も
ChatGPTがスラスラと勝手にスピーチ文を生成し始めた際は、「カスタム指示」も試してみて下さい。
手順をご紹介します。
手順①設定画面を開く
ChatGPTの画面の左下、自分のメールアドレスが書いてある隣の「…」をクリックし(①)、②Custom instructions(カスタム指示)をクリックします。すると入力画面が開きます。
開いた入力画面が以下の画像です。入力欄が2つあります。上段は「ChatGPTに何を知っておいて欲しいか」を入力する欄、下段は「ChatGPTにどんな返答をして欲しいか」を入力する欄です。
今回は下段のみにプロンプトを入力します。
手順②カスタム指示プロンプトはこちら
以下の文をコピペして入力して下さい。
上段
(空白)
下段
私が送る文を翻訳して下さい。スピーチ文として自然な文になるようお願いします。その他、適宜質問に対応してください。
手順③使用後はカスタム指示をOFFに
使用後、別のチャットを始める前には「カスタム指示」をOFFにして下さい
OFFにしないと、新しいチャットにも「カスタム指示」が反映されてしまいます。
ChatGPT4(有料版)は翻訳能力が少しUP
ChatGPTの無料版でも英語のスピーチ文作成はできます。ChatGPTの有料版(GPT-4)にすると、少しだけ賢いスピーチ文を作成できます。(けれど英語初級者レベルでしたら、ChatGPT無料版でも全く問題なく使えています)
ChatGPT無料版と有料版の翻訳の違いについて、一例をお伝えします。
ChatGPT-3.5(無料版)による回答
I want to talk about inbound at a ski resort today.
ChatGPT-4(有料版)による回答
I want to talk about inbound tourism at a ski resort today.
「I want to talk about inbound at a ski resort today」という表現は文法的に正しく、意味も伝わります。ただし、「inbound」だけでは何を指しているのかが少し不明確です。もし「inbound tourism」(外国からの観光客の流入)を指しているのであれば、それを明示するとより明確になります。例えば:
“I want to talk about inbound tourism at a ski resort today.”
これは、「今日はスキー場におけるインバウンド観光について話したいと思います」という意味です。こちらの方が「inbound」が観光に関連していることを明確にします。
これぐらいの差です
もっと上級者向けの英語スピーチ文を作成する場合でしたら、有料/無料でもっと差がつくのかもしれません。
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