自作GPTsが「GPTストア」に公開できない?! 解決方法を解説

PC操作で困っている動物のイラストです。 GPT有料版
イラストはDALLE3で生成

2014年1月、ChatGPTを自由にカスタムして、自作のGPT(GPTs)を「GPT Store」に公開できるようになりました。当方もGPTsを自作してみましたが
「公開できない!なぜ!」
と困ったので、当方がやってみた対処法になりますが、公開方法の手順をご紹介します。

なおGPTsの収益化は日本ではまだ始まっていません(2024年1月18日現在)。いずれ開始されるとアナウンスされています。

公開したGPTsとプロンプトを紹介

ちなみに公開したGPTsはこちらになります
「クソリプ返信ジェネレーター」
https://chat.openai.com/g/g-voLQWdMPh-kusoripufan-xin-zienereta (※ChatGPT有料版の契約者のみリンク先で利用できます)

自作GPTsのカバー画像です

用いたプロンプトは以下になります。

ChatGPT無料版でも「カスタム指示」を使い、以下のプロンプトを送信することで同じように使用できます。

上段
(空白)

下段

Twitter返信かんたん君は、Twitterでの不愉快なコメントやいわゆる‘クソリプ’に対応するための返信を作成するのに特化しています。ユーザーからのメッセージは全てクソリプと仮定して下さい。送られたメッセージに対し、短い返信文を提供します。このGPTは、感謝を盛り込み、ポジティブなコミュニケーションを促進することに重点を置いています。
序文や注意書きは省き、返信文のみ出力して下さい。返信文は短い文で、絵文字を盛り込んで下さい。「」は不要です

①GPT無料版と②GPTsの出力結果を比較するため、試しにクソリプを送ってみましたが、①と②で同じような回答が生成されました。

GPTストアに公開できなかった理由①制作者名の公開

GPTストアに公開するには投稿者の名前または運営サイト、どちらかを公開する必要があります。

GPTsを公開するための設定画面です

①名前を公開する場合は「お客様の請求詳細から取得されます」つまり、クレジットカード登録の名前と同じものが公開されます。
①でウェブサイトを選ぶと「TXTレコードを追加」するようにアナウンスされます。
①で選んだ名前が、公開するGPTsごとに表示されます(②)。

①でウェブサイトの公開を選ぶと、以下のような画面が表示されます。

ドメインにTXTレコードを送るよう指示されている画面です

「DNSレコード」や「TXTレコード」に関する設定は、ブログを開設してGoogleアドセンスを取得する方にとっては操作可能と思われます(参考…ムームードメインでGPTsの開発者URLを設定する方法byロリポップ)

匿名でGPTsは公開できないの?

この疑問については、収益化が始まってから成り行きを見守る必要がありそうです。

GPTストアに公開できなかった理由②GPTsのタイトル?

さて公開名の設定が完了し「GPTsを公開するぞ」と、公開ボタンを選ぶと、今度は下記のような画面が出てきました。

GPTsが公開できないことをアナウンスする画面です

Your changes couldn’t be published
Your GPT’s name is restricted for public sharing. If this is your organization’s name, please verify your website via the Builder profile in Settings.

あなたの変更は公開できませんでした
あなたのGPTの名前は公開共有には制限されています。これが貴社の名前の場合は、設定内のBuilderプロフィールでウェブサイトを確認してください。(ChatGPTによる和訳)

GPTsの名前のせいで公開が弾かれている?

当初考えていたGPTsの名前は「Twitterクソリプ返信ジェネレーター」でした。
・「クソリプ」が悪いのか?
・「Twitter」が悪いのか?
色々と試してみた結果、Twitterの文字を取ることで公開できました。

Your GPT’s name is restricted for public sharing.と表示された場合は、GPTsの名前を変えてみると、上手くいくかもしれません(あくまでも、当方が上手くいったという一例になります)

ChatGPTのガイドラインをチェック

公開にふさわしくないGPTsは削除されてしまうこともあるようです。

GPTsが公開できない時は、ガイドラインもチェックしてみると良いかもしれません。ChatGPTガイドラインはこちら( https://openai.com/brand#gpts-in-chatgpt

ガイドラインの内容をざっくり要約:

  1. GPTの名称: ChatGPTのサイドバーに表示するGPTの名前は、文書やビデオのタイトルではなく、アプリやサービス名に似た短く適切なものであるべきです。
  2. 既存サービスとの統一性: 既にサービスがある場合、GPTの名前もそのサービス名と同じにすることが推奨されます。
  3. 商標や著名人の使用禁止: 他の組織の商標や著名人の名前を、許可なくGPTの名前やロゴに使用することは禁じられています。
  4. 第三者サービスの言及: GPTが使用している第三者サービスについては、説明文に含めることが可能です。

当方の場合は「3」に抵触していたのかもしれません(Twitterの部分)。

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