自分のPDFやxlsxをChatGPTに読み込み!マイGPTsの作り方

ChatGPTを動物が操作するイラストです GPT有料版
イラストはDALL-E3で作成

ChatGPTをカスタムして作る、自分だけのオリジナルチャットボット。ChatGPTでは「GPTs」と言います。作ったチャットボット(GPTs)は公開することもできますし、自分だけで使うこともできます。
GPTsはファイルを読み込み、参照して回答することも可能です。ご自身でお持ちのPDFや.xlsxファイル、csvファイルをChatGPTに読み込みできますよ。今回はその方法をご紹介。

サンプルとして、当ブログの検索クエリに関するデータcsvを読み込ませ、GPTsを作ってみました。その結果がこちらです。

(私のブログの)表示回数が少ないワースト5クエリを抽出して、テーブル形式で表示してもらえますか?

ChatGPTが回答した画面です

このように、添付ファイルをChatGPTが読み込み回答するGPTsを作る方法を、今回はご紹介します。

前提としてChatGPTにファイルを送信すると、流出やAI学習に利用される危険があるという事を念頭に置いて下さい。機密書類を用いないようご注意下さい。

マイGPTsの便利な使い方

ファイルを読み込みしたGPTsは、例えば上記のように「家電の説明書をChatGPTに読み込み使う」などが実現可能です。
そのほかブログやホームページを運営している方は、Googleアナリティクス(GA4)のレポート分析にも便利に使えそうです。早速使ってみましょう。

【前準備】ChatGPT有料版の契約が必要

GPTsを自作するのも、誰かが作ったGPTsを利用するのも、ChatGPT有料版への加入が必要です(1ヶ月で20ドル、30日ごとに契約更新するタイプのサブスクリプション)。1ヶ月だけ利用してやめることもできますので、気軽に試してみては。必要なものはクレジットカードです。

GPT-Builderを立ち上げよう

ChatGPT有料版に加入すると、以下のようなChatGPTのスタート画面が立ち上がるはず。GPTsを作るには、まず「Explore」をクリックしましょう。

GPT-plusのスタート画面です。

次に「+」アイコンの「Create a GPT」をクリックすると、GPT-Builderが立ち上がります。

ChatGPTのCreate-GPTを選択する画面です。

GPT-Builder画面の解説

GPT-Builder画面です。

GPT-Builderを立ち上げると上記のような画面になります。
画面の作りについて解説します。

①GPTs制作画面ここに入力するとGPTsは作られていきます。ChatGPTから次々と提案や質問をされるので、答えるだけでOKです。
②作ったGPTsの動作確認画面…画面の右側は制作中のGPTsがどう動くか確認する画面です。
③保存ボタン…自分だけが使うorリンクを知る人は使えるor公開を選択できます
④Create…GPTsを作る時に使います。主に使うモードはこちらです。
⑤Configure…設定変更画面です。どんな設定になっているか見るモードです。

まずは画面左側(①GPTs制作画面)に、以下のように入れてみましょう。

上記を日本語にして下さい。Conversation startersも日本語にして下さい。
GPT-Builderに日本語を指示した画面です。

入力した画面がこちらです。Conversation startersは、上の赤枠で囲った部分です。

手順1.どんなGPTsを作りたい?

GPT-Builder
GPT-Builder

私は新しいGPTを作成するためにあなたをサポートします。どのようなGPTを作成したいかご要望をお伝え下さい

GPTs作りは画面左側のチャット欄で簡単に行えます。ChatGPTからの質問に答えるだけ、GPTsづくりはChatGPTがリードしてくれます。まずは「どんなGPTsを作りたいか」を伝えます。今回は以下のように入力しました。

私のブログ作成をサポートするGPTを作りたい。GPTが回答する際は、私が送信したcsvファイルを参照して欲しい。
GPT-Builder
GPT-Builder

このGPTは、あなたのブログ作成をサポートすることに特化します。

あなたが提供するCSVファイルを参照して、そのデータに基づいたアドバイスや提案を行うように設定しました。ブログのコンテンツ、スタイル、SEO最適化など、ブログ作成に関連するさまざまな側面でサポートを提供します。

GPT-Builder回答より抜粋

画面左側で会話が進むと、画面右側の表示も変わるはず。今回はブログ解析というテーマにしたので「ブログ作成」にまつわるスタート画面に変わりました。

GPT-Builderのプレビュー画面が変化したことを示す画像です。

csvファイルを送る工程、ここでは後で行います(この後すぐファイルを送っても対応してくれます)。

ちなみにここで「Configure」を押すと、ChatGPTがどのようなセッティングを行ったか見ることができます。

「Configure(設定)」を押すとChatGPTが設定した内容を見ることができます。

Description(説明)…このGPTの役割です。
Instructions…ChatGPTがどう振る舞うかを指示する欄です。GPTs登場前にも使えた「カスタム指示(Custom Instructions)」にあたります。

Configureモードにして、ご自身が直接入力してGPTsを作ることもできます。下記記事で解説しています。

手順2.GPTsに名前を付けよう

GPT-Builder
GPT-Builder

このGPTにはどのような名前を付けたいですか?

ChatGPTの役割を入力すると、次にChatGPTが「どのような名前をつけますか?」と聞いてくれます。その際、案が提示されますのでOKでしたらOKと送信して下さい。ご自身で名前を付けたい場合は、そのように送信して下さい。

「私のブログお助け君」にしてください

手順3.画像生成でアイコン画像を作ろう

GPT-Builder
GPT-Builder

次に、このGPTのプロフィール画像を生成しましょう。

ChatGPTが「プロフィール画像を作りましょう」と提案し、自動的に1案提示してくれます。OKならOKと伝えましょう。こだわりがあれば変更を指示することも可能です。DALLE3が画像を生成してくれます。

ChatGPTにエクセルorPDFファイルを送ろう

GPT-Builder
GPT-Builder

これで設定は完了です。何か改善点があればどうぞ

GPTsのアイコン画像設定まで進むと、GPT-Builderは案内を一旦終了します。以降は自由に変更を加えましょう。何回でも変更できます。
今回は「ファイルを送る」ということを行います。
先ほどまでの設定で「csvファイルを参照して回答して欲しい」とGPTには伝え済みなので、ここではファイルだけ送ればOK。

GPT-Builderのファイル送信画面です

Code Interpreterを「ON」にセット

ChatGPTが送信したファイルを参照するには、一つ追加の設定が必要です。

画面左側「Configure」をクリックします。次に、下にスクロールして「Code Interpreter」にチェックを入れます。これで完了です。

作ったGPTsはトップ画面から呼び出せる

保存したGPTsはChatGPTのトップ画面に表示されるようになりますのでアクセスは簡単です。

ChatGPTトップ画面にGPTsが表示されています。

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